日本最古の神社~幣立神宮~を尋ねて

幣立神宮写真
幣立神宮写真

熊本県には行っただけで元気のもらえる場所として、たくさんの自然に恵まれた観光地があります。
その中でも特に歴史も深く、檜(ひのき)の御神木や、五百枝杉などの大木・古木がそびえ立ち、一歩足を踏み入れると、その澄んだ空気を吸うだけでも力をもらう気がしてしまう場所「幣立神宮」には、連日たくさんの人でにぎわっています。

阿蘇の山にほど近い場所にあり、「九州のおへそ」といわれる九州の真ん中の位置している山都町にある「幣立神宮」は、パワースポットとして県内外からたくさんの方が参拝に来られます。
森の中にそびえ立っていますので、空気が澄んでいてとても綺麗な景色を眺めることができます。

今回は、

・「幣立神宮」の基本情報 /五色人祭
・アクセス/駐車場 注意点など
・見どころ
・プレビュー
・まとめ

について書いています。

大切なお願いや、合格祈願、家族みんなの幸福を願うなど、折にふれ神様にごあいさつに行く気持ちで訪れると清々しい気持ちになれる場所です。

「幣立神宮」の基本情報

幣立神宮境内
幣立神宮境内

所在地: 熊本県上益城郡山都町大野698
連絡先:0967-83-0159

「幣立神宮」の主祭神は、神漏岐命(かむろぎのみこと)、神漏美命(かむろみのみこと)。

他にも天照大御神(あまてらすおおみかみ)や、阿蘇の十二神をはじめとした複数の神々がまつられています。

入場料などはありません。

15,000年という古い歴史を持つ「幣立神宮」は、日本でも最古の神社と言われています。

幣立神宮の五色人祭

毎年 8月23日に行われる「五色神祭」には世界各地からいろいろな人々が集ります。

五色とは、世界の人種の肌の色を表したもので、赤・白・黄・黒・青の5つです。
幣立神宮にはモーゼの水玉と五色の神面が奉斎されています。

「幣立神宮」へのアクセスや駐車場のこと

自家用車(orレンタカー)での移動がいちばん便利です。

熊本空港からも、熊本駅からも、熊本市内からも、マイカーorレンタカーがおすすめ!

熊本方面から幣立神宮まで車で行く場合は、九州自動車道「山都中島西IC」から約45分ほど走った国道218号線沿いにあります。

※無料駐車場があります。

公共交通機関

公共交通機関の移動は一日がかりの移動になると思われますので、時間に余裕を持って移動してください。

■JR「熊本駅」から市電に乗り「辛島町駅」まで移動→徒歩にて「桜町バスターミナル」で移動→「浜町(矢部)」まで行き、さらに乗り換えて、「大野幣立宮前」で下車します。

下車後の、幣立神宮までの道は、坂になっています。急な階段を上りますので体力に自信のない方は、車での移動をおすすめします。

車での移動だと、神宮の近くまで乗り入れが可能です(それでも坂道なので体力がいります)。

幣立神宮の見どころ

幣立神宮から見下ろした階段
幣立神宮から見下ろした階段

森の中にそびえ立つ「幣立神宮」は、たくさんの大木に囲まれ、マイナスイオンがたくさん出ているためか、呼吸をするととても清々しい気持ちになります。

鳥居をくぐり境内までは、階段を上ります。

傾斜がかなりキツイため休み休みのぼることをおススメしますが、小学生や学生さんなど若い方には、スイスイ行ける階段かもしれません。

日頃の運動不足を感じる方には、ゆっくり上った方が次の日のためにもいいかもしれません。

そうして登り切ったあと自身を「手水」で清め、神社にお参りをしますが、その時に宮司さんがいらっしゃればお祓い棒で悪い気や厄災を祓ってくれます。

隠れ名所として、神社の裏の森の奥の道を少し下ると、ふたつの神社がまつってあります。

そこは田畑が広がっていて、懐かしい昔の日本を思い出す風景が広がっているので、しばらくノスタルジーな気持ちにさせられてしまいます。

*トイレはありますので、安心して行かれてください。

プレビュー

「幣立神宮」に行くまでにおよそ150段の階段を上るのですが、この階段がかなりキツイ階段になっています。

お若く、体力のある方ならなんでもない階段ですが、日頃の運動不足や体力に自信のない方は、休みながらのぼることをおすすめします。

途中で鼓動が早くなります。

日頃の自分の体のことを感じる良い機会にもなっているなぁと思うことがあります。

そして辿り着いた境内には、かなりの確率で宮司さんがいらっしゃいます。
そこで深く参拝し、家族や周囲の方々の幸せを祈るのですが、そうして下げた頭にいつもお祓い棒で邪気を祓っていただきます。

幣立神宮は、静かな場所だと思います。
森の中で、鳥たちの鳴き声が響き渡ります。

映画の中のシーンのように、一人この場所にいるような気持ちになる時があります。
ここまで長い歴史を誇る場所なので、本当に神様が宿っているような気持ちにさせられます。

まとめ

忙しい毎日のなかで、こうした神聖で静かな場所に時々は身を置くと、心も体も気持ちが良くなってきます。

山々に囲まれ、田畑の作物も目に入ってくる素敵な場所です。

こうした森の奥だからこそ景観が美しく、行くたびに、こうした日本古来の景色はいつまでも守っていって欲しいと願ってやみません。

また、近くには農作物が売られていたり、パン屋さんもあります(車では近いのですが、歩いて行くには遠いかもしれません)。

綺麗な水と、綺麗な空気と土とで作られた様々な農作物を食べることも明日への活力にもなっています。

行く機会がありましたら、ぜひ行かれてみてください。