【基本編】車中泊で必要なもの5選と夏の暑さ対策・冬の寒さ対策

「車中泊をしてみたいけど、何を準備すれば良いかわからない」と感じている人は多いです。車中泊は手軽に楽しめるアウトドア活動ですが、最低限の準備や注意点を知ることが大切です。この記事では、車中泊の基本から快適に過ごすためのアイテムを紹介します。

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記事を読めば、車中泊に必要なものや便利アイテムがわかり、初心者でも安心して車中泊を楽しめます

車中泊とは車の中で宿泊すること

車中泊とは車の中で宿泊すること

車中泊とは車の中で宿泊することです。旅行やアウトドア活動、緊急時の仮宿泊として利用されます。キャンピングカーだけでなく、一般の車両でも泊まれます。ホテルや旅館の代わりとして手軽に利用でき、コスト削減や自由度の高さが魅力です。

車中泊について次の2つを紹介します。

  • 車中泊が人気の理由
  • 車中泊をするときの注意点

車中泊が人気の理由

車中泊が人気の理由は以下のとおりです。

  • コストパフォーマンスが高い
  • 自由度の高さ
  • エコツーリズム

車中泊はコストパフォーマンスが高いです。宿泊施設を利用する場合は宿泊費がかかりますが、車中泊では大幅に費用を節約できます。自由度の高さも魅力です。宿泊施設の予約が不要なので、行きたい場所に自由に移動して泊まれます。自然の中や観光地の近くに手軽に宿泊できるのも魅力です。

ペット同伴が可能な宿泊施設は限られていますが、車中泊では心配がありません。他人との接触を避けられるのもメリットです。車内を自分好みにカスタマイズできるので、快適な空間を作れます。エコツーリズムとしての魅力もあり、環境に優しい旅行方法として車中泊を選ぶ人が多いです。

移動しながら各地を巡れるため、新しい旅行スタイルとして注目されています。災害時の避難先としても役立ちます。

車中泊をするときの注意点

車中泊をするときの注意点

車中泊をするときの注意点は以下のとおりです。

  • 駐車場所の選定
  • 法規制の確認
  • 安全対策
  • プライバシーの確保
  • 健康管理
  • 環境配慮
  • 整理整頓
  • 天候への対応
  • 食事と水分の準備

駐車場所の選定は、安全で静かな場所を選びましょう。規制の確認も欠かせません。駐車できる場所や時間を守ることが大切です。安全対策は、車内のドアロックをしっかり確認し、防犯グッズを用意しておきましょう。プライバシーの確保として、シェードやカーテンを使うと外からの光や視線から守れます。

健康管理の面では、快適な睡眠環境を整えることが必要です。適切なマットレスや枕を使用し、十分な休息をとりましょう。環境への配慮はゴミを持ち帰るなど、自然環境を守る行動が大切です。車内の整理整頓は、必要なものをすぐに取り出せるようにしておくと、快適な空間を保てます。

天候への対応も考慮しましょう。天気予報をチェックし、急な天候変化に対応できる装備を準備します。食事と水分の準備も欠かせません。簡単に調理できる食材や、十分な飲料水を持っていくと快適な車中泊を楽しめます。

車中泊に最低限必要なもの

車中泊に最低限必要なもの

車中泊に最低限必要なものは、以下のとおりです。

  • マットレス
  • 寝袋
  • シェードやカーテン
  • LEDランタン

快適な睡眠と安全を確保する準備が必要です。車中泊に必要なアイテムを事前にそろえておくと、旅をより充実できます。

マットレス

快適な車中泊を実現するためには、適切なマットレスが必要です。快適な睡眠を得るために欠かせません。車中泊は車の中で長時間を過ごすので、睡眠の質が旅の満足度を大きく左右します

おすすめのマットレスは、次の3つです。

  • 折りたたみ式マットレス
  • エアマットレス
  • 高反発マットレス

折りたたみ式は、使用後にコンパクトに収納できてスペースを有効活用できます。エアマットレスも持ち運べて便利です。高反発マットレスは腰痛対策に有効なので、腰に負担をかけずに快適に眠れます。マットレスを選ぶ際には使用後の清掃が簡単な素材を選びましょう

車内は汚れやすいため、清掃しやすい素材だと手間が省けます。車のサイズに合わせたマットレスを選ぶと、快適な寝床を確保できます。防水機能付きマットレスはぬれたり、汚れたりしても安心です。ダブルサイズのマットレスをカットして使う方法もあります。他の車中泊アイテムと併用すると快適です。

車内の座席や床は硬く、直接寝ると体が痛くなります。マットレスを敷くことでクッション性が増し、快適な睡眠を取ることが可能です。

車中泊で枕を使うと、良質な睡眠が取れます。車中泊は慣れない環境で眠るため、快適に寝るためには自分に合った枕を選びましょう。

以下の特徴を持つ枕がおすすめです。

  • コンパクトで持ち運びやすいもの
  • エアー枕などの膨らませるタイプ
  • 折りたたみ可能なフォーム枕
  • 通気性の良い素材
  • 首や肩への負担を軽減するデザイン
  • 洗濯が可能なカバー付き
  • 高さ調整ができるタイプ

上記の特徴を持つ枕を選ぶと、車中泊でも快適な睡眠ができます。枕があれば、首をしっかりサポートできて、翌日の体調を良好に保てます。

寝袋

寝袋は寒さ対策に優れた材質が使われ、保温性が高いです。体温をしっかりと保ち、冷え込みが厳しい夜でも快適に過ごせます。温度帯の選択肢が豊富で、好みや季節に合わせて適切な寝袋を選べます。コンパクトに収納できて、軽量で持ち運びが簡単です。丸洗いが可能なタイプもあり清潔に保てます。

保温性と通気性のバランスによって快適な睡眠環境が作れます。耐久性が高いモデルが多く、長期間使用しても劣化しにくいです。車中泊を快適に過ごすためには、適切な寝袋を選びましょう。

シェード・カーテン

シェード・カーテンはプライバシーを確保し、車内を見えにくくします。断熱効果もあるため、季節を問わず快適な環境を保てます。日光を遮って車内の温度上昇を防ぐので、夏場の車中泊に効果的です。簡単に取り付けや取り外しが可能で、車種に合わせてさまざまなサイズやデザインを選べます。

防音効果も期待できるため、快適な睡眠環境で眠れます。遮光性能が高いシェード・カーテンを選ぶと、昼間でも車内が暗く、睡眠や休息を取る際に便利です。車内の荷物を見えなくするため、防犯効果もあります。清掃も簡単で、車内を清潔に保てます。

LEDランタン

LEDランタンは、夜間の車内や周囲を照らすのに便利です。電池式や充電式のランタンを用意しておくと、暗闇でも明るく過ごせます。

LEDランタンの特徴は以下のとおりです。

  • 消耗が少なく、電池が長持ちする
  • 場面に応じて明るさを調整できる
  • 熱くならず、夏場でも安心して使用できる
  • 軽量で簡単に持ち運べる
  • 安全性が高く、火災の心配がない
  • SUB充電対応のモデルが多く、汎用性が高い
  • 防水・防塵性能のモデルもあり、アウトドアでも安心して使用できる
  • デザインやカラーが豊富にある

一部製品には非常用のSOSモードが搭載されており、緊急時にも役立ちます。LEDランタンは、車中泊を快適に過ごすための必須アイテムです。

車中泊を快適にするアイテム

車中泊を快適にするには、以下のアイテムを用意することがおすすめです。

  • 目隠しグッズ
  • ポータブル電源
  • クーラーボックス
  • 防虫ネット
  • ミニテーブル
  • 簡易トイレ

目隠しグッズ

目隠しグッズは、プライバシー確保や外部からの光の遮断に役立ちます。夜間の車内での休息には必須です。

具体的には、以下のアイテムがあります。

  • アイマスク
  • カーテン
  • プライバシーフィルム
  • 遮光シート
  • マグネット式シェード
  • サンシェード
  • リアウィンドウカバー
  • 遮光ネット
  • 車内ブラインド
  • 吸盤式目隠しパネル

上記のアイテムを使用すると、外からの視線や光を遮断でき、快適な車中泊を実現できます。アイマスクやサンシェードは手軽に使えるのでおすすめです。カーテンやシェードは取り付けが簡単で、車内の温度も調整できます。

ポータブル電源

ポータブル電源は持ち運びが簡単で、車内やアウトドアでの使用に最適です。複数のUSBポートやACコンセント、DC出力を備えているので、さまざまなデバイスを同時に充電できます。大容量バッテリーを搭載し、長時間の電力供給が可能です。

スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのデバイスの充電が切れる心配がありません。ソーラーパネルで充電できるモデルもあり、太陽の光を活用できます。過充電防止や短絡保護などの安全機能も充実していて安心です。車中泊やキャンプでの快適な生活のサポートに、ポータブル電源は欠かせないアイテムです。

» 車中泊に便利なポータブル電源の選び方を解説!

クーラーボックス

クーラーボックスは車中泊やキャンプなどで食材や飲料を冷やせます。保冷効果が高いモデルを選ぶと、長時間冷やした状態を保てます。断熱材が厚いものや冷却性能が高い発泡スチロール製がおすすめです。

固定用のベルトやストラップが付いていると、クーラーボックスをしっかりと固定でき、車が揺れても中身が動きません。電動タイプのクーラーボックスもあり、長時間の保冷が可能なため長期間の旅行に向いています。

クーラーボックスの容量に対する用途は以下のとおりです。

  • 30リットル:家族でのキャンプに最適
  • 10リットル:短期間の車中泊に最適

保冷剤や氷を併用すると効果的です。排水口が付いていると掃除が楽なので、使い終わった後の手入れも簡単にできます。ハンドル付きで運搬が簡単なタイプや、フタがロックができるものは便利です。中身がこぼれず、楽に持ち運べます。アウトドアでも使える頑丈なデザインだと、長持ちして使い勝手が良いです。

防虫ネット

防虫ネット

防虫ネットは虫の侵入を防ぐネットです。夏場に使うと、蚊やハエなどの小さな虫が車内に入るのを防ぎながら、通気性を保てます。車内の換気ができて、暑い時期でも快適に過ごせます。防虫ネットは取り付けと取り外しが簡単です。

各種サイズがあり、車の窓に合わせて選べます。洗濯ができるタイプなら、清潔に保ちながら繰り返し使えます。耐久性が高く、一度購入すれば長期間の使用が可能です。 UVカット機能がある防虫ネットもあり、虫の侵入を防ぐだけでなく、日差しからも車内を守れます。

防虫ネットは車だけでなく、キャンプやアウトドアでも使用可能です。虫の多い場所でも安心して過ごせるので、アウトドア好きには欠かせません。防虫ネットの使用によって、虫の被害を気にせずに車中泊を楽しめます。防虫ネットがあれば、夏場の車中泊が快適になり、睡眠環境も保てます。

ミニテーブル

ミニテーブルがあると、車内での食事や作業がしやすいです。コンパクトで持ち運びや組み立てが簡単です。折りたたみ式のミニテーブルは車の中に収納しやすく、必要なときにすぐに使用できます。軽量でありながら耐久性の高い素材で作られていて、長期間使用しても壊れにくいです

安定した足元設計が施されていて、車内でも安心して使用可能です。ミニテーブルがあれば、楽に食事や作業ができ、車中泊の質が向上します。

簡易トイレ

簡易トイレは、車中泊でのトイレの問題を解決できます。持ち運びやすく設置も楽なので、すぐに利用可能です。消臭剤がセットの簡易トイレも多く、臭いを抑えられます

折りたたみ式は使わないときはコンパクトに収納が可能です。衛生面でも安心で、使い捨てバッグが付属している商品が多く誰でも使えます。頑丈な素材で作られていて、繰り返し使えます。キャンプや災害時など、多用途に利用できるため、持っておくと便利です。

夏の車中泊に必要なもの

夏の車中泊に必要なもの

夏の車中泊を快適に過ごすには、以下のアイテムが必要です。

  • 車用網戸
  • ポータブルクーラー

夏は気温が高く、車内がとても暑くなるので、適切な準備が大切になります。夏の車中泊に必要なアイテムを準備しておくことで、快適で楽しい旅を楽しめます。

車用網戸

車用網戸は、夏の車中泊で快適さを保つために必須のアイテムです。通気性を確保し、車内に涼しい風を取り入れられます。車内の温度が上がりにくくなり、快適な睡眠環境の維持が可能です。車用網戸は虫の侵入を防ぐ役割もあります。夏場は特に蚊や虫が多く発生しますが、網戸を使うと害虫が車内に入りません。

窓を開けて風を取り入れても虫が入ってこず、安心してリラックスできます。車用網戸は簡単に取り付けできて、折りたたんでコンパクトに収納可能です。使用しないときは場所を取らずに保管でき、必要なときに取り出して使えます。実用的な機能性が、多くの車中泊愛好者に支持されている理由です。

紫外線カット機能や防水機能が搭載されていて、用途や環境に応じて選べます。洗濯が可能な素材も多く、清潔に保てます。安価で手に入ることや長期間の使用に耐える頑丈さも、車用網戸のメリットです。
» 夏の車中泊の暑さ対策グッズ、場所選びのポイントを解説!

ポータブルクーラー

ポータブルクーラー

ポータブルクーラーは、手軽に持ち運びや設置が可能な冷却装置です。電源があればどこでも使えるので、キャンプや野外イベントでも活用できます。ポータブルクーラーはエネルギー効率が良く、電気代の節約になります。コンパクトなデザインなので、車内のスペースを占有しません。

除湿や暖房ができる多機能タイプもあり、リモコン操作も可能なので使い勝手が良いです。フィルター交換が簡単で、メンテナンスも少ないです。ポータブルクーラーは夏の車中泊だけでなく、さまざまなアウトドア活動にもおすすめです。子どもも簡単に使えるため、家族全員で快適な時間を過ごせます。
» 車中泊用エアコンの種類と選ぶときのポイントを解説!

冬の車中泊に必要なもの

冬の車中泊に必要なもの

冬の車中泊を快適に過ごすには、以下のアイテムが必要です。

  • 電気毛布
  • 小型ヒーター
  • 冬用寝袋

寒さが厳しい冬でも、十分な準備をすれば快適な時間を過ごせます。

電気毛布

電気毛布は、冬の車中泊での防寒対策に効果的です。低消費電力で長時間使用でき、エネルギーの節約にも役立ちます。温度調節ができる機種が多く、快適な温度に設定できます。ポータブル電源や車のシガーソケットで使用できて持ち運びも簡単です。

電気毛布のメリットは以下のとおりです。

  • 軽量で簡単に持ち運べる
  • 洗濯が可能なモデルもあり、清潔に保てる
  • コンパクトに収納できる

低温やけど防止機能があるモデルもあり、安全に使用できます。電気毛布を併用すると、他の暖房器具の使用を減らして、エネルギーを節約できます。

小型ヒーター

小型ヒーターは短時間で暖かくなるため、寒い夜にすぐに暖を取ることが可能です。コンパクトで狭い車内でも邪魔になりません。電源が12VやUSB対応のものが多く、車のバッテリーやポータブル電源を使えます。安全機能が充実しており、転倒時自動オフなどの機能が搭載されているため、火災リスクも低減できます。

消費電力が低く、車載バッテリーに優しい設計なため、長時間使用してもバッテリーが上がる心配が少ないです。軽量で持ち運びが簡単で、移動中でも苦になりません。運転音が静かで、就寝中でも気にならない点も魅力です。多様なデザインでインテリアに合わせやすく、見た目にも気を使いたい方にはおすすめです。

設定温度やタイマー機能が付いているモデルもあり、より細かい温度管理ができます。簡単に操作できて、初心者でも安心して使用可能です。

冬用寝袋

冬用寝袋は、冬の寒さから体を守るために特別に設計されています。寒い季節に外で過ごす場合、体温の保持がとても重要です。冬用寝袋の特徴は厚手の素材です。優れた断熱性能を持ち、低温環境でも体温を保てます。ダウン素材や合成繊維素材のモデルが多く、素材は軽量で保温効果が高いです。

以下のポイントを参考に冬用寝袋を選びましょう。

  • 温度適応範囲
  • 防水性能や湿気保護機能
  • 二重構造やインナーの有無
  • ベンチレーション機能の有無

冬用寝袋にはフードが付いているモデルが多く、頭部からの熱の逃げを防いで、保温性を高めます。冬用寝袋はコンパクトに収納できて、持ち運びがしやすいです。適切なモデルを選ぶと、寒さが厳しい中でも快適な車中泊が楽しめます。
» 車中泊の暖房を選ぶポイント、おすすめの暖房器具を解説!

まとめ

まとめ

車中泊はキャンプやアウトドアの一環として人気がありますが、安全確保と場所の選定は重要です。

最低限必要なものは以下のとおりです。

  • マットレス
  • 寝袋
  • シェード・カーテン
  • LEDランタン

快適にするためには、以下のアイテムが役立ちます。

  • 目隠しグッズ
  • ポータブル電源
  • クーラーボックス
  • 防虫ネット
  • ミニテーブル
  • 簡易トイレ

夏には車用網戸とポータブルクーラー、冬には電気毛布や小型ヒーター、冬用寝袋が必要です。準備をしっかり行うことで、車中泊をより安全で快適に楽しめます。

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