- 冬の車中泊を楽しみたいけれど、寒さが心配…
- 日中の冬は暖かでも、車中泊する夜は寒くて眠れない
車中泊での寒さを心配している方は多いですね。寒い季節の車中泊には、暖房器具が欠かせません。
▪️旅するのん(保育士・幼稚園教諭)
車中泊で、日本一周を3回制覇!夫のミノルバ(夫)と時々二人旅
*詳細はこちらから
この記事では、車中泊に必要な暖房器具の選び方とおすすめのアイテムを紹介します。
暖房器具があれば、寒さを気にせず快適に車中泊を楽しむことができます。
記事を読めば、車中泊を安全かつ快適にするための暖房器具の選び方と注意点がわかります。
車中泊に暖房が必要な理由
車中泊に暖房が必要な理由は、快適な睡眠と健康を守るためです。
夜間の冷え込みが厳しい季節では、体温が急激に下がることがあります。体温維持が難しい状況下では、低体温症のリスクもあります。
暖房があると、冷え込みによる不快感を防ぎ、質の高い睡眠を確保できます。車中泊において暖房は欠かせません。
車中泊で使える暖房器具を選ぶときのポイント
車中泊で使える暖房器具を選ぶときに気をつけるべきポイントは、以下のとおりです。
- エンジンを切っても使える暖房器具を選ぶ
- 消費電力と運用コストを考慮する
- 携帯性と設置のしやすさを確認する
- 購入する場合は、レビューを確認する
車中泊に適した暖房器具を選ぶことで、快適で安全な旅が楽しめます。
エンジンを切っても使える暖房器具を選ぶ
エンジンを切っても使える暖房器具を選びましょう。エンジンをかけっぱなしにすると燃料消費が増え、環境にも悪影響です。
エンジンをかけたまま寝ると、一酸化炭素中毒のリスクがあります。
バッテリー駆動の暖房器具であれば、エンジンを切った状態でも使用でき、車のバッテリーを気にする必要がありません。
- 燃料を必要としない電気式のものが安全です。持ち運びが容易な小型サイズのものを選ぶことで利便性が高まります。
- 安全装置の有無の確認も大切です。安全装置があることで、使用中の事故を防げます。一晩中暖かさを保ち、快適に車中泊を行うためにも、連続使用時間の長い製品の選択を検討します。
使用場所や状況に応じて、複数の暖房器具を組み合わせることも考慮しましょう。電気毛布とポータブルヒーターを併用すると、寒さを気にせず快適に過ごせます。
消費電力と運用コストを考慮する
車中泊での暖房器具選びにおいて、消費電力と運用コストも重要です。
消費電力が低い暖房器具を選ぶと、バッテリーの消耗を抑えることが可能です。長時間の車中泊でも安心して暖房器具を使用できます。
初期投資だけでなく、ランニングコストも考慮することが必要です。
省エネ性能の高い製品を選ぶことで、長期的な運用コストを削減可能です。
具体的には、以下の製品があります。
- 電気毛布やヒーターベスト
- ポータブルバッテリーやソーラーパネル
電気毛布やヒーターベストは消費電力が低く、長時間の使用に適しています。
しかし、電源の確保が必要になるため、ポータブルバッテリーやソーラーパネルの導入も検討しましょう。
維持費やメンテナンスのコストも忘れてはいけません。消費電力が低くても、メンテナンスに多くの時間や費用がかかる製品は運用コストが高くなります。
省エネ性能とメンテナンスの手間のバランスを考え、総合的な運用コストを抑えましょう。
車中泊にあると、絶対便利!
携帯性と設置のしやすさを確認する
持ち運びが簡単で楽に設置できる暖房器具を選ぶことが大切です。
以下の点を確認しましょう。
- 軽量で携帯しやすい
- 簡単に設置できる
- コンパクトな収納サイズである
軽い器具であれば、移動も楽で疲れにくいです。組み立ての必要がない、または組み立てが簡単なものであれば、到着後すぐに暖かさを確保できます。
収納時のサイズの確認も重要です。コンパクトに収納できる器具であれば、スペースを有効に使用でき、車内が狭くならずに済みます。
キャリーバッグや収納ケースの付属の有無も確認しておくと良いです。専用のケースがあれば、保管や持ち運びが便利になり、器具を保護できます。
レビューを確認する
製品選びの際は、レビューも確認しましょう。実際に使用した人の意見や評価を参考にすることで、失敗を避けられます。
以下の点を、チェックしましょう。
- 信頼性と耐久性の高さ
- 頻繁に指摘される欠点
- 実際の使用感や効果
- 購入後のサポートやアフターサービスの質
上記の情報を事前に知ることで、購入後の満足度を高められます。
車中泊におすすめの暖房器具
車中泊におすすめの暖房器具は、以下のとおりです。
- 寝袋
- 毛布
- 湯たんぽ
- 電気毛布
- ヒーターベスト
- 車載ファンヒーター
1、寝袋
寒冷地での車中泊には寝袋の使用がおすすめです。
寝袋は保温性能が高いため、寒い環境でも暖かく過ごせます。
快適に眠ることで、次の日の活動も元気に過ごせます。
寝袋は軽量で収納性が良く、車内でも場所を取りません。他の荷物や車内スペースを有効に使えます。インナーシュラフを併用すれば、保温力を高めることも可能です。
- ダウン素材や化繊素材の寝袋
- 寝袋は、適切な温度域に対応したモデルを選ぶことが重要です。
- ダウン素材は軽量で圧縮しやすい反面、濡れると保温力が下がることがあります。
- 化繊素材は湿気に強いですが、少し重い場合があります。防水性や通気性にすぐれたモデルもあり、環境に応じた選択が可能です。
寝袋を選ぶ際には、メーカーの信頼性やユーザーレビューを参考にすることが大切です。
多くのユーザーの意見を確認することで、実際の使用感や耐久性についての情報を得られます。
2、毛布
毛布は車中泊での防寒対策として効果的です。
毛布は扱いやすく、軽量で持ち運びも簡単なので、さまざまなシーンで活用可能です。下記は、車中泊で毛布を使うメリットです。
- コンパクトに折り畳め携帯しやすい
- 洗濯機で洗えるタイプが多いので手入れも簡単
- 寝袋と併用すると防寒効果が高まる
- 環境に優しい素材の毛布も増えてきているので、エコにもなる
- 遠赤外線効果のある毛布もあり、体を効率的に温められます
- 価格帯も幅広く、予算に応じて選べる
中にはフード付きやポケット付きの多機能毛布もあります。車中泊での快適な睡眠をサポートしてくれるアイテムです。
3、湯たんぽ
湯たんぽは手軽に持ち運びでき、電源が不要なため地球に優しいです。一度お湯を入れれば長時間温かさが続くため、快適な睡眠をサポートします。
お湯の温度で温かさを調整できるので、自分に合った温度に調整可能です。コストパフォーマンスが良く、安全性も高いのが特徴です。
ただし、低温やけどのリスクがあるため、専用のカバーを使いましょう。
湯たんぽを選ぶときは、以下のポイントを確認しましょう。
- デザインのバリエーション
- サイズの選択肢
- コストパフォーマンス
さまざまなデザインやサイズがあり、自分の好みに合った湯たんぽを選べます。
冬の寒さ対策として効果的ですが、お湯を用意する手間がある点には注意が必要です。
4、電気毛布
電気毛布は、低消費電力でしっかりと温かさを提供してくれます。車のシガーソケットやUSBポートで使用できる製品も多く、使い勝手が良いです。
温度調節機能や自動オフ機能付きの製品もあります。折りたたみ可能でコンパクトに収納できるため、荷物としてもかさばりません。
選ぶときは、以下のポイントを確認しましょう。
- 速暖機能
- 洗えるタイプ
- 柔らかい素材
速暖機能があるものは短時間で温かくなるため、寒い夜でもすぐに快適に過ごせます。洗えるタイプなら、より衛生的に使用できます。
コストパフォーマンスの高さも見逃せません。
バッテリー駆動タイプもあるので、車外でも使用可能です。電気毛布を利用することで、快適に車中泊できます。車中泊をする際には電気毛布の持参をおすすめします。
5、ヒーターベスト
ヒーターベストは車中泊にぴったりの暖房アイテムです。
バッテリー駆動で動作するため、エンジンを切っても使用できます。燃料消費を抑えながらも温かさを維持できます。
選ぶときは、以下のポイントを確認しましょう。
- USBポートで充電可能
- 耐久性のある素材
- 安全装置搭載
ヒーターベストには速暖性があり、短時間で体を温められるので、寒さに弱い人におすすめです。
ヒーターベストは軽いので簡単に持ち運びできます。温度調節機能が付いているモデルが多く、自分の好みに合わせて調整できます。
一度の充電で長時間使用できるモデルもあり、長時間の車中泊でも安心です。
ヒーターベストは洗濯可能なタイプもあり、清潔に保つことが可能です。内蔵ヒーターが体の要所を効率的に温める設計になっています。
6、車載ファンヒーター
車載ファンヒーターは、車中泊を快適にするための便利なアイテムです。12Vまたは24Vの電源供給に対応しており、シガーソケットから簡単に接続できます。
エンジンを切った状態で使用可能な点が大きなメリットです。コンパクトなデザインなので、車内のスペースを取りません。過熱防止機能や角度調整が可能なものもあります。
- 車載ファンヒーターは速暖機能を持ち、寒い季節でもすぐに快適な温度にできます。
- 消費電力が少なくエネルギー効率が高いため、燃費を気にせずに使用できるのも魅力です。
- 一酸化炭素が発生しないので、安全に使用できます。
- 静音設計で運転音が気にならず、リラックスした時間を過ごすことが可能です。
車中泊で暖房器具を使うときの注意点
車中泊で暖房器具を使う際には、重要な注意点があります。
以下の注意点を守ることで、安全で快適な車中泊を楽しめます。
- 火気を使用しない
- 一酸化炭素中毒に注意する
- 低温やけどに注意する
- 車の電装品を長時間使用しない
- こまめに換気して結露を防止する
1、火気を使用しない
車内で火気を使うと火災のリスクが高まるため、火気を使用しないことが重要です。
ガスストーブやキャンドルの使用で万が一火がつくと、車内に火が燃え広がる危険があります。閉鎖空間での火気使用は一酸化炭素中毒のリスクもあります。火災保険や車両保険が適用されないケースもあるので、安全のため電気や断熱材を使った暖房器具の使用がおすすめです。
2、一酸化炭素中毒に注意する
一酸化炭素中毒は危険なので注意が必要です。
不完全燃焼が原因で発生し、換気が不十分な環境では体内に蓄積され、中毒を引き起こします。一酸化炭素は無色無臭であるため、気づかないうちに命を脅かす可能性があります。
以下の点に、注意してください。
- 換気を十分に行う
- 一酸化炭素警報機を設置する
- 車内での火気使用を避ける
- エンジンをかけっぱなしにしない
上記対策を講じることで、一酸化炭素中毒のリスクを大幅に軽減できます。
適切な暖房器具を選び、安全対策を徹底しましょう。
3、低温やけどに注意する
低温やけどは、約40~60℃の温度に長時間にわたって皮膚がさらされることで発生します。
すぐには痛みを感じないことが多いため、気づかないうちに重症化する可能性があります。具体的な対策として、長時間同じ部位に暖房器具を当て続けないようにしましょう。直接肌に触れないようにし、タオルなどを間に挟みましょう。
低温やけどを防ぐために、以下を意識してください。
- タイマーを設定する
- 赤みやヒリヒリ感に注意する
- 定期的に暖房器具の位置を変える
対策をしっかり行うことで、低温やけどを防げます。安全に暖房器具を使用するための基本的な知識として覚えておきましょう。
4、車の電装品を長時間使用しない
長時間にわたって車の電装品を使うと、バッテリーの寿命が縮んでしまうリスクがあります。電装品を使用する際は、適切な時間を守ることが必要です。
以下の対策でバッテリーの寿命を延ばすことが可能です。
- 使用前にバッテリーの状態を確認する
- 必要なときだけ電装品を使用する
- 定期的にエンジンをかけて充電する
5、こまめに換気して結露を防止する
車中泊を行う際はこまめに換気しましょう。換気を行うことで車内の湿気を外に逃がし、結露の原因となる空気中の水分量を減らせます。
具体的には、以下の方法があります。
- 窓を少し開けて換気する
- 定期的に車内の空気を入れ替える
- 湿気を逃がすための換気を行う
- 換気ファンやベンチレーターを使用する
結露防止シートや吸湿シートを活用すると効果的です。窓ガラスに断熱フィルムを貼ったり、車内に湿気を吸う素材を置いたりすることで、結露の発生を防げます。
車中泊におすすめの暖房器具・まとめ
車中泊で快適に過ごすためには、適切な暖房器具の選び方と使用方法が重要です。
寒さ対策として、以下のアイテムが挙げられます。
- 寝袋
- 毛布
- 湯たんぽ
- 電気毛布
- ヒーターベスト
- 車載ファンヒーター
レビューを参考にして暖房器具を選ぶことも重要です。
- エンジンを切っても使えるか確認する
- 消費電力と運用コストを考慮する
- 携帯性と設置のしやすさを確認する
以下の点にも注意して、安全に車中泊を楽しみましょう。
- 火気を使用しない
- 一酸化炭素中毒に注意する
- 低温やけどに注意する
- 車の電装品を長時間使用しない
- こまめに換気して結露を防止する