- 一人で車中泊するのは怖いな…
- もし何かあったらどうしよう…
- 夜中に物音がしたらパニックになっちゃうかも…何か良い対策ないかな?
車中泊は、自然の中で自由に過ごせる魅力的なアウトドアレジャーですが、それと同時に安全面への配慮も欠かせません。
特に、女性の一人旅や夜間の車中泊では、襲われるリスクもゼロではありません。
▪️旅するのん(保育士・幼稚園教諭)
年中、国内外を旅しています。
車中泊で、日本一周を3回制覇!夫のミノルバ(夫)と時々二人旅
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そこでこの記事では、車中泊中の安全対策について、具体的な事例や対策方法を詳しく解説していきます。快適で安全な車中泊を実現するために、ぜひ参考にしてください。
実際にあった車中泊の事件
近年、人気が高まっている車中泊ですが、その一方で、安全面に対する懸念も根強く存在します。
特に、女性や初心者の方にとっては、どこで寝泊まりすればいいのか、どんな危険があるのかと、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
2012年に世間を騒がせた「高速道路サービスエリアでの車中泊女性に対する性的暴行事件」は、その不安を裏付けるようなショッキングな出来事でした。この事件をきっかけに、車中泊の安全性に対する関心は高まり、多くの人の心に深い傷跡を残しました。
しかし、だからといって、車中泊の魅力を諦める必要はありません。適切な知識と準備があれば、安全に快適な車中泊を楽しむことができます。この記事では、初心者の方や女性の方でも安心して車中泊ができるよう、具体的な安全対策や注意点について解説していきます。
- 車中泊中に襲われるリスクとは?
- 車中泊中の安全対策
- 車中泊中の注意点
車中泊中に襲われるリスクとは?
車中泊は、自然の中で自由に過ごせる魅力的なアウトドアレジャーですが、同時に様々なリスクも潜んでいます。
車上荒らし、人身被害、野生動物との遭遇に加え、以下のようなリスクも考えられます。
車中泊中に起こりうるリスク
- 盗難: 車上荒らしだけでなく、車ごと盗まれる可能性もゼロではありません。
- 放火: 意図的な放火や、たき火の飛び火などによる火災のリスクがあります。
- 事故: 車の故障や、自然災害による事故に巻き込まれる可能性があります。
- 体調不良: 睡眠不足や、寒さ・暑さによる体調不良、食中毒など。
- 法律に触れる: 野営禁止区域でのキャンプ、迷惑駐車など。
リスクを軽減するための対策
これらのリスクを軽減するためには、以下の対策を心がけることが大切です。
- 場所選び: 人通りの多い明るい場所を選ぶ、防犯カメラが設置されている場所を選ぶなど、安全な場所を選びましょう。
- 車両のセキュリティ: 車両の鍵は必ずかけ、窓は閉めましょう。セキュリティアラームを設置するのも有効です。
- 貴重品の管理: 貴重品は車内に置かず、身につけるか、ホテルのフロントなどに預けましょう。
- 野生動物対策: 食品の匂いを車内に残さない、ゴミは持ち帰るなど、野生動物を誘引するような行為は避けましょう。
- 情報収集: 事前にキャンプ場や駐車場の情報を調べて、安全な場所を選びましょう。
- 複数人で行動する: 複数人で行動することで、何かあった場合に助けを求めやすくなります。
- 緊急連絡手段の確保: 携帯電話の充電をしておき、緊急連絡先を登録しておきましょう。
- 保険への加入: 自動車保険だけでなく、旅行保険にも加入しておくと安心です。
車中泊中の安全対策
事前準備
- 安全な車中泊場所を選ぶ:
- 人通りの多い場所を選ぶ
- 防犯カメラが設置されている場所を選ぶ
- 女性専用スペースがあるキャンプ場を利用する
- 車中泊の準備:
- 車上荒らし対策として、貴重品は持ち歩くか、車内に隠す
- 窓には遮光シートやカーテンを取り付け、外から中が見えないようにする
- 防犯アラームやGPSトラッカーを装着する
- 防犯グッズ(スプレー、懐中電灯など)を常備する
- 緊急連絡先の確認:
- 警察や地域の緊急連絡先を事前に調べておく
- 同行者と連絡を取り合う:
- 一人で車中泊をする場合は、家族や友人と定期的に連絡を取り合う
車中泊中の注意点
- 周囲の状況に注意する:
- 不審な人物を見かけたら、すぐにその場を離れる
- 車のドアは必ず施錠する
- 車内では貴重品を見せない
- 夜間は特に注意する:
- 夜間は特に周囲の状況に注意し、できるだけ早めに就寝する
- 車内の照明は最小限にする
- 野生動物対策:
- 食品は車内に置かず、クマ対策ゴミ箱を利用する
- 夜間は車のドアを閉め、窓を閉める
おすすめの防犯グッズ
- GPSトラッカー: 車の位置情報を把握できる
- 防犯アラーム: 不審者に気づかせる
- セキュリティカメラ: 車内を監視できる
- 防犯ブザー: 緊急時に大きな音を出す
- サバイバルキット: 非常時に役立つアイテムのセット
実際に遭遇した車中泊の危険
私たちも車中泊で何度か危険な思いをしたことがあります。
- 隣の車の人に絡まれる
- 熊出没
- 桜島の噴火
- 暴走族
- 隣の車の人に絡まれる
- サービスエリアで車中泊を迎えた夜。日中の疲れもあって思考も鈍くなっていました。体も疲れているのであまり動けなくなります。車中泊しやすい停車位置は他の人にも人気で、時間と共に次々と埋まっていきます。私たちの車も両隣から挟まれた形になりました。
それで何もなければ良かったのですが、トイレにいくために車のドアを開けた時、コツンと隣の車の側面にドアが当たったらしく、中の人に絡まれてしまいました。
夫がいて一緒に謝って話はおさまりましたが、いろんな面で他者と距離を取ることは大事だと思いました。
騒音問題もありますし、プライバシーの保護もありますので、停車位置には配慮が必要です。
- 熊出没
- 東北のサービスエリアに行った時のことです。NEXCOで調べたので大丈夫と思い車中泊を決めました。ところが、だんだんと日が暮れてくると誰もいなくなってしまいました。トイレは開いていてもこれだと物騒だと思い、夫とどうしようかと話している時に見つけたのが「熊出没」の看板でした。
誰もいなくなった理由がハッキリと分かって、まだ少しでも明るいうちにと他の場所に移動しました。当時、本当の話ですが山から熊が降りてきて人間を襲ったというニュースが流れてゾッとしました。
サービスエリア
・NEXCO西日本のSA・PA情報サイト
・ドラぷら(NEXCO東日本)
- 桜島の噴火
- 遠くに桜島を眺めながら車中泊と思って、のんびりと休んでいたところ突然の火山の爆発。初めてのことだったので心底驚きました。爆発音のような音とともに翌朝見ると一面灰色の「火山灰」が降っていました。
すごい経験をしたものだと思っていましたが、現地の人は慣れているようで普段通りの生活をされていて、それにも驚いてしまいました。
- 暴走族
- 車中泊で泊まる夜でいちばん遭遇するのが、「暴走族」です。それも深夜に集まって来ます。車中泊の場所はたいてい山奥であったり、車通りが多くない場所、田舎の平坦道などが多いので「暴走族」が走りやすいようです。
怖い時は警察に通報しようと思いますが、たいていは、しばらくすると警察が来ます。まだ今のところ絡まれたり、囲まれたりすることはありません。
怖いと思った時は、すぐに110番してください!!
【車中泊は危険!?】のまとめ
車中泊は、適切な準備と注意を払うことで、安全に楽しむことができます。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひ安全な車中泊を楽しんでください。
より詳しい情報を知りたい場合は、以下の情報も参考にしてみてください。
- 地域の観光協会やキャンプ場: 各地域の観光協会やキャンプ場では、安全なキャンプ場や注意点について情報提供をしている場合があります。
- 警察: 警察に地域の治安状況や注意すべき点について尋ねることもできます。
- アウトドア用品店: アウトドア用品店では、車中泊に役立つグッズや情報を得ることができます。
大切なのは、自己責任で行動することです。 楽しみながら、安全に車中泊を楽しんでください。
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