「夏の車中泊は憧れるけれど、暑さ対策が心配…」と思っている方も多いです。夏の車中泊は熱中症になるリスクがあります。夏は暑さ対策をして快適に過ごす工夫が必要です。
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この記事では、夏の車中泊で役立つ暑さ対策グッズや、涼しい場所の選び方、注意点について詳しく解説します。記事を読むと、適切な暑さ対策や夏の車中泊を快適に過ごす方法がわかります。
夏の車中泊で暑さ対策が必要な理由
夏の車中泊で暑さ対策が必要な理由は、車内の温度が急激に上昇し、熱中症のリスクが高まるためです。車内は直射日光が当たると高温になりやすいです。暑さで体温調整ができなくなり、熱中症など重篤な症状を引き起こす可能性があります。
夏の車中泊では、以下のリスクがあるため注意が必要です。
- 十分な睡眠が取れず、疲労が溜まりやすい
- 車内の空気がこもり、酸素不足になる可能性がある
- 高温多湿により、食べ物や飲み物が傷みやすい
- 車内の金属部品が熱くなり、火傷のリスクがある
- 熱帯夜になることがあり、快適に過ごせない
- エンジンを長時間つけると、エンジンの熱による温度上昇がある
暑さ対策して、車中泊を快適にしましょう。
夏の車中泊に役立つ暑さ対策グッズ7選
夏の車中泊は暑さ対策が重要です。快適に過ごすための暑さ対策グッズが以下の7つです。
- サンシェード
- カーテン
- ポータブル扇風機
- サーキュレーター
- 冷感マット
- ハッカ油スプレー
- 冷却シート
暑さ対策グッズを使えば、体感温度を下げ、熱中症予防につながります。
サンシェード
サンシェードは、効果的な暑さ対策グッズです。日差しを遮ることで車内の温度上昇を防ぎ、快適な環境を保てます。
サンシェードの機能性について、以下にまとめました。
商品名 | サンシェード |
素材 | 断熱素材、反射素材、メッシュ |
サイズ | フロントガラスやサイドウィンドウ専用のサイズ |
使い方 | 簡単に取り付け・取り外しが可能 折りたたみ式でコンパクトに収納可能 |
効果 | 日差しを遮り、車内の温度上昇を防ぐ 紫外線カット機能がある プライバシー保護に役立つ 反射素材で日光を反射し、熱を防ぐタイプもある |
サンシェードは価格がリーズナブルで種類が豊富なため、自分の車に合ったものを見つけやすいです。
カーテン
カーテンを閉めれば直射日光を遮断し、車内温度の上昇を防げます。熱くなりすぎるのを防ぎ、より快適な環境で過ごせます。
カーテンをつけるメリットは、以下の2つです。
- プライバシーを確保できる
- 外からの視線を遮り、安心感がある
UVカット機能付きのカーテンを使用すると、有害な紫外線から身を守れるのでおすすめです。カーテンは簡単に取り付け・取り外しができるため、手軽に使えます。さまざまなサイズやデザインがあり、車内の雰囲気に合わせて選べる点が魅力です。
一部の製品では遮音効果も期待でき、夜間の静かな環境を提供します。断熱効果があるカーテンは冷房効率を向上させるため、エネルギー節約にもつながります。
ポータブル扇風機
ポータブル扇風機は持ち運びができ、便利です。車内の限られたスペースでも簡単に設置でき、必要なときにすぐに取り出して使用可能です。USB充電対応でどこでも使用できるため、車内だけでなく、外出先やキャンプ場でも活用できます。
静音設計で夜間でも使用でき、車中泊には最適のアイテムです。風量調節が可能でありクリップ式で簡単に取り付けできるため、手軽に使用できます。ポータブル扇風機は、軽量なので持ち運びが簡単です。強力な風量を持つモデルもあります。夏の車中泊においておすすめのアイテムです。
サーキュレーター
サーキュレーターを使用すると、車内の空気の循環を促進でき、快適な環境を保てます。暑い夏は車内の空気が停滞しやすいので、空気の流れを循環させることが重要です。
サーキュレーターには、以下の特長があります。
- コンパクトで簡単に持ち運びできる
- 静音設計で快適な睡眠をサポートする
- USB充電対応のモデルがある
サーキュレーターは省エネルギーで効率的な冷却が可能です。サーキュレーターを使用して、夏の車中泊がより快適に過ごせるようにしましょう。
冷感マット
冷感マットは体温を効果的に下げ、快適な睡眠をサポートします。冷却ジェルや特殊な素材が使用されているため、冷却効果が長時間持続します。夜間の寝苦しさの軽減に効果的です。
折りたたみやコンパクトに収納できるタイプが多く、持ち運びも簡単です。通気性が良くムレないため、長時間でも快適に使用できます。洗濯可能なタイプもあり、清潔に保つことが可能です。
冷感マットはサイズやデザインが豊富なので、車内のスペースに合わせて選べます。自分に合った冷感マットを用意すれば、夜間の快適な睡眠を促してくれます。
ハッカ油スプレー
ハッカ油スプレーは、天然のハッカ油を使用しているため、自然な清涼感があり暑さ対策に効果的です。
ハッカ油スプレーのメリットは以下のとおりです。
- 虫除け効果がある
- スプレーボトルで手軽に使用できる
- 天然成分なので環境に優しい
- 車内の嫌な臭いを消す効果もある
- 持ち運びしやすいサイズが多い
- リラックス効果が期待できる
ハッカ油スプレーを手作りすると、コスト削減できます。
冷却シート
冷却シートは夏の車中泊において効果的で、使用すると一晩中冷却効果があります。肌に優しい素材で作られているため、敏感肌の人でも安心して使用可能です。使い方も簡単で、シートを取り出して貼るだけで効果が得られます。持ち運びが便利なのも特長の一つです。
薬局やドラッグストアで手軽に購入できます。子どもから大人まで幅広い年齢層で使用可能で、熱中症対策に効果的です。冷却シートは電力を使用しないため、環境にも優しくエコ意識の高い方にもおすすめです。
夏の車中泊の場所選びの3つのポイント
夏の車中泊の場所選びは、快適に過ごすために重要です。以下の3つの場所がおすすめです。
- 標高の高い場所
- 日陰がある場所
- 風通しの良い場所
以上のポイントを考慮して場所を選ぶことで、暑さを和らげ、快適な車中泊ができます。
標高の高い場所
標高が高い場所では気温が低く、涼しく過ごせます。暑さによる疲れや不快感を軽減でき、体力回復に有効です。夜間の温度が下がりやすく、快眠できます。熱中症リスクも低減されます。空気が澄んでおり、星空観察が楽しめるのも大きなメリットです。
アクセスがしにくい場所なら、混雑を避けやすく快適に過ごせます。標高の高い場所での車中泊は、リラックスした時間を過ごすのにも適しています。自然豊かな環境で心身をリフレッシュしましょう。
日陰がある場所
日陰がある場所は、車内温度の上昇を抑え、快適さを保つのに最適です。車内が直射日光にさらされると、短時間で高温になりやすいので注意しましょう。
日陰がある場所としておすすめなのは以下のとおりです。
- 森林の中
- 建物の陰
- 大きな木の下
- トンネルの近く
- 山の斜面
- 屋根付きの駐車場
夏の車中泊を快適に過ごすために、日陰のある場所を選びましょう。
風通しの良い場所
風通しの良い場所での車中泊は、夏の暑さ対策に効果的です。風が通ることで車内の温度が下がり、快適に過ごせます。
風通しの良い場所として、以下のような所が挙げられます。
- 山や高原のような自然環境
- 木々や植栽が多い場所
- 海岸や湖畔などの水辺
- 開けた場所や広場
- 風がよく通る谷間や風道
- 高層ビルの少ないエリア
山や高原のような自然環境では風がよくとおり、涼しく感じられるのでおすすめです。
夏の車中泊におすすめのエリア4選
夏の車中泊において、涼しく過ごせるエリアを選ぶことは重要です。
おすすめのエリアは以下の4つです。
- 富士五湖エリア
- 八ヶ岳エリア
- 草津エリア
- 紀伊半島エリア
標高が高い場所や自然豊かな場所は涼しく、快適に過ごせます。
富士五湖エリア
富士五湖エリアは標高が高いため、都市部のような暑さに悩まされることが少なく、夏の車中泊に最適な場所です。
富士五湖エリアについて、以下にまとめました。
環境 | 富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)がある 夏でも比較的涼しい気候、富士山を一望できる素晴らしい景観 |
魅力 | 温泉施設が多く、リフレッシュに最適 星空観察がしやすい環境 車中泊用の駐車場やキャンプ場が充実 |
アクティビティ | 湖畔での釣りやカヌーができる |
近くの観光スポット | 富士急ハイランド |
富士五湖エリア周辺には観光スポットが多く、富士急ハイランドも近いため、家族連れでも楽しめます。自然も豊かで、キャンプに適した施設やアウトドアアクティビティが充実しています。日常の喧騒から離れてリフレッシュできる最適な場所です。
八ヶ岳エリア
八ヶ岳エリアは、夏でも比較的涼しい気候のため、暑さが厳しい時期でも快適に過ごせます。
八ヶ岳エリアの魅力は以下のとおりです。
環境 | 標高が高く、夏でも比較的涼しい 美しい自然と豊富なキャンプ場が点在 星が綺麗に見える場所として有名 |
魅力 | 温泉施設が多く、リラックスできる 地元の新鮮な食材を使ったグルメが楽しめる ペットと一緒に楽しめる施設がある |
アクティビティ | ハイキングやトレッキングコースが充実 バードウォッチングができる |
近くの観光スポット | 清里高原や野辺山高原 |
八ヶ岳エリアは、都心からアクセスが良く、日帰りや週末旅行にも便利です。
草津エリア
草津エリアは夏には気温が低く涼しいため、避暑地としても人気があります。
草津エリアについては以下を参考にしてください。
環境 | 草津温泉が有名で、全国有数の温泉地 湯畑周辺には多くの観光スポットが集中 気温が低く涼しいため、夏の避暑地として人気 車中泊が可能なキャンプ場や駐車場も整備されている |
魅力 | 温泉街には多数の飲食店や土産物店がある 湯もみショーなどの伝統的なイベントも楽しめる 夜にはライトアップされた湯畑が幻想的な雰囲気 |
アクティビティ | 登山やハイキング、トレッキング |
近くの観光スポット | 草津白根山などの自然観光スポット 無料の足湯スポットが点在 |
無料の足湯スポットが点在しているため、手軽に温泉を楽しめます。伝統的なイベントである「湯もみショー」も楽しめ、草津の文化や歴史に触れる良い機会です。
紀伊半島エリア
紀伊半島エリアは、豊かな自然と歴史的な魅力が詰まった場所で、夏の車中泊にぴったりのスポットが多くあります。熊野古道や那智の滝などの世界遺産が点在しているため、観光と自然を同時に楽しめます。
紀伊半島エリアの情報を以下にまとめました。
環境 | 温泉地として有名な白浜温泉、湯の峰温泉 美しい海岸線とクリスタルクリアな海が魅力の串本町 |
魅力 | 海の幸が豊富で新鮮な魚介料理が楽しめる |
アクティビティ | ホエールウォッチングやダイビング、キャンプやハイキング 南紀白浜アドベンチャーワールドでサファリ体験ができる |
近くの観光スポット | 熊野古道や那智の滝など、世界遺産が点在する 壮大な景色が広がる潮岬や三段壁 |
紀伊半島エリアは多彩な魅力が詰まった場所で、夏の車中泊に最適です。
夏の車中泊の注意点4つ
夏の車中泊の注意点として以下が挙げられます。
- こまめに水分補給を行う
- 車内の換気をしっかり行う
- エンジンをつけっぱなしにしない
- 夜間の防犯対策を行う
以上の注意点を守り、安全な車中泊を実現しましょう。
こまめに水分補給をする
車中泊の注意点として、こまめな水分補給が欠かせません。喉が渇く前に水を飲むことで、熱中症予防になります。水分補給をする際は、一度に大量の水を飲むのではなく、少量ずつこまめに摂取してください。スポーツドリンクを利用して塩分やミネラルも補給しましょう。
カフェインやアルコールは利尿作用があり、水分補給には適さないため注意が必要です。液体以外にも、水分を多く含む果物や野菜を摂取するなどの水分補給法があります。保冷ボトルを使って長時間冷たい水を確保してください。必要なときにすぐに水分補給ができる環境を整えることが大切です。
車内の換気をしっかり行う
夏の車中泊では、車内の換気をしっかり行いましょう。換気不足は熱中症のリスクを高めます。
具体的には以下の方法が効果的です。
- 窓を少し開けて空気の流れを確保する
- ベンチレーターや換気ファンを使用する
- 停車中に車の扉を開ける時間を作る
- サーキュレーターで空気の循環を促す
- 防虫ネットを活用して虫の侵入を防ぐ
- エアコンの外気導入モードを利用する
- 車内の温度管理を徹底して熱中症を予防する
換気を怠ると車内の温度が急上昇し、体調を崩す原因となります。換気をすれば、車内の空気が常に新鮮に保たれ、快適な環境で過ごせます。
エンジンをつけっぱなしにしない
車の車中泊は、エンジンをつけっぱなしにしないことが必要です。エンジンが過熱すると故障の原因にもなり、車内での一酸化炭素中毒のリスクが高まります。エンジン音により、周囲へ迷惑がかかる恐れがあるため注意が必要です。
エンジンを停止すると、燃料の無駄遣いを防ぎ、二酸化炭素排出量の削減につながります。バッテリーの消耗も防げるため、エンジントラブルを回避しやすいです。エンジンをつけっぱなしにせず、安全かつ快適な車中泊を心がけましょう。
» 車中泊に便利なポータブル電源の選び方を解説!
夜間の防犯対策を行う
夜間の防犯対策は、夏の車中泊を安全に楽しむために重要です。トラブルに巻き込まれるリスクを減らすためには、防犯への意識を高める必要があります。
対策は以下のとおりです。
- 車のドアや窓のロックを確認する
- 貴重品は目の届く範囲に保管する
- セキュリティアラームを設定する
- 人通りの多い場所に駐車する
- 防犯カメラが設置されている場所を選ぶ
- 不審者に注意を払う
- 隣の車両との距離を保つ
車中泊では、不審者に注意を払うことを忘れないでください。周囲に怪しい人物がいないかどうか、常に気を配ることが重要です。防犯対策をして、より夏の車中泊を安心して楽しめるようにしましょう。
まとめ
夏の車中泊を快適に過ごすためには、適切な暑さ対策が必要です。対策をすれば車内を適温に保つことができ、熱中症を防げます。
具体的には以下のグッズを使うと便利です。
- サンシェード
- カーテン
- ポータブル扇風機
- サーキュレーター
- 冷感マット
- ハッカ油スプレー
- 冷却シート
サンシェードやカーテンで直射日光を防ぎ、扇風機や冷感マットなどで体感温度を下げれば、熱中症予防になります。熱中症対策に車内の換気やこまめな水分補給をしましょう。
暑さ対策として標高が高く、風通しの良い場所を選ぶこともポイントです。富士五湖や八ヶ岳などの冷涼なエリアがおすすめです。防犯対策も欠かさず行えば、安全な車中泊ができます。記事を参考に、快適な夏の車中泊を楽しんでください。
» 車中泊で必要なものと快適にするアイテムを解説!