- サービスエリアでの車中泊は、危ないですか?
- サービスエリア車中泊に、許可は必要?
- サービスエリアの車中泊は、周りの目が気になるよ…
初めてサービスエリアで車中泊する場合、ずっと停めてても良いのだろうか?と、人の目が気になって眠れないかも…と心配な方も多いですね。
▪️旅するのん(保育士・幼稚園教諭)
車中泊で、日本一周を3回制覇!夫のミノルバ(夫)と時々二人旅
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この記事では、サービスエリアでの車中泊の注意点やマナー、防犯についてなど詳しく紹介します。
また私たち夫婦が実際に、サービスエリアやパーキングエリアで車中泊した様子もお伝えします。この記事を読めば、安心してサービスエリアの車中泊ができますよ。
もくじ
サービスエリアでの車中泊は可能か?
サービスエリアの車中泊は、法律で明確に禁止されているわけではありません。しかし宿泊を目的とした行為とも捉えられる可能性があり、場所や時間帯、周囲の状況などによっては、トラブルに発展する可能性も否定できません。
車中泊はグレーゾーンなのか?
サービスエリアは、高速道路を利用するドライバーのための休憩施設であり、宿泊施設ではありません。
サービスエリアでの車中泊は、グレーゾーンであることを理解し、周囲への配慮を忘れずに、マナーを守って楽しみましょう。
法的なこと
現時点では、サービスエリアでの車中泊を明確に禁止する法律はありません。しかし、道路交通法や各地域の条例によっては、駐車禁止や夜間通行禁止などの規制が適用される場合があります。
なぜサービスエリアの車中泊を、怖いと感じてしまうのか?
車中泊旅を始めたばかりの頃は、サービスエリアでは一睡もできなかった私たち夫婦です。時は流れ、車中泊に慣れてしまった今、怖さはなくなりました。
そもそも、どうして怖さを感じていたのか?を、まとめてみました。
サービスエリアの車中泊が怖いと感じられる理由は、いくつかあります。
- 安全面での不安や恐怖
- 騒音問題
- 衛生・環境面での不安
- その他
1. 安全面での不安や恐怖
- 盗難
- 人の出入りが多く、監視が行き届かない時間帯を狙った盗難が発生する可能性があります。暗がりや人通りの少ない死角は避けて停車することで防犯になります。
- 車上荒らし
- 窓を割られて車内を物色されるリスクがあります。明らかな犯罪なのですぐに人を呼んだり、警察に通報しましょう。
- トラブル
- 酔客や不審な人物とのトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。サービスエリアではアルコールの販売は一切ありませんが、時々、酔って絡んで来る人もいます。同乗者かもしれませんが、危険を感じだらすぐに通報しましょう。
- 旅する時、スマホの接続は安定していますか?
私たちが車中泊で重視しているのは、スマホのネット環境です。
2. 騒音問題
- 騒音問題
- 夜間のエンジンアイドリングや、会話などで周囲に迷惑をかける可能性があります。お互いが防音対策を忘れないようにすることがマナーです。
3. 衛生・環境面などでの不安
- トイレの利用
- 夜間はトイレが閉まっていてる不便だと思っていませんか?そのため不安を感じることもあるでしょう。サービスエリアのトイレは夜間でもほぼ開いています。NEXCOで検索すると詳細な情報が掲載されています。
- ゴミの処理
- 持ち込みでゴミを捨てることに心配する人もいます。基本的にはその場で購入したゴミ以外は持って帰りましょう。
- 防犯灯
- 明るすぎる照明や、人目が気になって十分な睡眠が取れないかもしれないと心配ですね。照明の位置を確認し、眠りを妨げない場所に移動しましょう。その場合、周囲は安全かの確認を忘れないでください。
4. その他
- 周囲の目
- 車中泊をしていると周囲に分かってしまい恥ずかしいと感じたり、プライバシーが侵害されると思ったりするでしょう。夜中はトラックの運転手や冠婚葬祭などに向かう親戚同士の方々をよく見かけます。ジロジロと見られることはあまりありませんが、気になる場合は、カーテンなどを使って車内が見えないようにしましょう。
緊急時の対応
- 何かトラブルが発生した時に、すぐに助けを求められない可能性があります。そうならないためにもそばに人がいる場所を選びましょう。誰かに絡まれることがあれば、速やかに移動するか、通報するなどして危険を回避してください。
サービスエリアでの車中泊を安全に過ごすための対策
サービスエリアでの車中泊は、手軽にできる反面、様々なリスクが伴います。これらのリスクを理解し、適切な対策を取ることが重要です。安全に快適な車中泊を楽しむためには、事前にしっかりと計画を立て、万全の準備をしてから出発しましょう。
- 事前に情報収集
- 車内を安全に閉める
- 周囲に注意を払う
- 防犯グッズの活用
- マナーを守って利用する
- 事前に情報収集
- 訪れるサービスエリアの情報を事前に調べて、駐車可能な場所や時間帯などを確認しましょう。
- 車内を安全に閉める
- 窓やドアをしっかり閉め、貴重品は身につけるか、見えない場所に保管しましょう。
- 周囲に注意を払う
- 不審な人物や、異変に気づいたらすぐにその場を離れましょう。
- 防犯グッズの活用
- 防犯カメラやアラームなどを活用することで、より安全性を高めることができます。
- マナーを守って利用する
- 周りの人に迷惑をかけないよう、静かに過ごしましょう。
サービスエリアで安全に車中泊するための対策
サービスエリアで安全に車中泊するための対策を、紹介します。
- 24時間営業の施設がある、サービスエリアを選ぶ
- 防犯カメラがあるサービスエリアを選ぶ
- 車内のセキュリティ対策を徹底する
- 周囲の状況に注意を払う
1. 24時間営業の施設がある、サービスエリアを選ぶ
24時間営業の「コンビニ」や「レストラン(フードコート)」があるサービスエリアは、夜間でも人通りがあります。そのため、比較的安全です。何かあった時にも、すぐに助けを求められるという安心感があります。
NEXCOのホームページの活用
24時間営業している施設を調べるのには、NEXCOのホームページが便利です。高速道路の情報に加え、サービスエリアやパーキングエリアの詳細な情報が掲載されています。
2. 防犯カメラがあるサービスエリアを選ぶ
防犯カメラが有無の確認をしましょう。防犯カメラがあることで、犯罪抑止効果が期待できます。
防犯カメラの有無もNEXCOのホームページで検索ができます。
3. 車内のセキュリティ対策を徹底する
安全な場所で、窓はしっかりと施錠します。カーテンやシェードで車内を見えなくしましょう。 また、車内を離れる時は、貴重品は車内に置かず、身につけるか、鍵のかかる場所に保管しましょう。
4. 周囲の状況に注意を払う
車中泊する前に、周囲の状況を確認しましょう。人通りの少ない場所や、照明が暗い場所は避けましょう。
サービスエリア車中泊の注意点とマナー
ここで、サービスエリア車中泊を安全に過ごすための「注意点」と「マナー」を紹介します。事前に知っておくことで、トラブルに巻き込まれないよう未然に防ぐことができます。
- 長時間の滞在は避ける
- アイドリングは禁止
- トイレや洗面所を占領しない
- 安全な場所に駐車する
- 他の利用者の迷惑になる行為はしない
サービスエリア車中泊「注意点」
- 長時間の滞在は避ける
- サービスエリアはあくまでも休憩施設であり、宿泊施設ではありません。長時間の滞在は他の利用者の迷惑になる可能性があるため、必要最低限の時間にとどめましょう。
- アイドリングは禁止
- アイドリングは騒音や排気ガスによる環境汚染につながるため、サービスエリアではエンジンを切りましょう。暖房が必要な場合は、毛布や防寒着などを使いましょう。
- トイレや洗面所を占領しない
- トイレや洗面所は他の利用者と共用する場所です。長時間の利用や洗濯、洗い物などは控えましょう。
- 安全な場所に駐車する
- 照明が明るく、人通りのある場所に駐車するようにしましょう。防犯対策として、ドアロックを忘れずに、貴重品は車内に置かないようにしましょう。
- 他の利用者の迷惑になる行為はしない
- 大声で話したり、音楽を大音量で流したりするなど、他の利用者の迷惑になる行為は控えましょう。
サービスエリア車中泊「マナー」
- 挨拶をする
- 感謝の気持ちを忘れない
- トラブルがあった場合は速やかに報告する
- 挨拶をする
- サービスエリアのスタッフさんや、他の車中泊利用者とすれ違う際は、挨拶を交わしましょう。
- 感謝の気持ちを忘れない
- サービスエリアを利用させていただいているという感謝の気持ちを忘れずに、気持ちよく利用しましょう。
- トラブルがあった場合は速やかに報告する
- 万が一、トラブルに巻き込まれたり、不審な人物を見かけた場合は、速やかにサービスエリアのスタッフに報告しましょう。
車中泊グッズの活用で防犯!
サービスエリアに限らず、夜間の車中泊の防犯対策として、ポータブル電源と安全対策グッズを活用しましょう。
ポータブル電源を使う
ポータブル電源があれば、エンジンを切ってドアを閉めても、ライトや扇風機などで困ることがありません。
安全対策グッズ
他にも安全対策として、防犯ブザーやドライブレコーダーなどもあると心強いです。
夜のサービスエリアは、絡んでくる人がいなくもありません。暗い分、どうしても怖さが増します。命の危険を感じたら防犯ブザーを鳴らすことで、周囲に知ってもらうことができます。
サービスエリアなど、慣れない場所の睡眠
安全対策に加えて、以下のグッズがあると車中泊が快適に楽しめます。
- 快適な睡眠をサポートするマットレス・寝袋
- 虫除けのためのネット
- 防寒・防暑対策に役立つ電気毛布や扇風機
- 快適な睡眠をサポートするマットレス・寝袋
- 翌日の運転にも差し支えるので、車中泊の睡眠は大事です。
マットや寝袋を選ぶポイント
・寒さ・暑さに対応しているか?
・重量は?
・洗濯できるか?
・コンパクトに収納できるか?
などです。
- 虫除けネット
- 外の気温が心地良いなら、少しだけ窓を開けて眠ることもあります。その時、虫の侵入を防ぐために防虫ネットを使います。車内の目隠しにもなるので一石二鳥です。
車内の虫退治に・・・
- 防寒・防暑対策に役立つ電気毛布・扇風機
- 冬に限らず、春や夏、秋でも夜中や早朝など肌寒い日があります。普通の毛布としても使えて、もしもの場合は電源を入れて暖かいので重宝します。
安心して車中泊できたサービスエリア「宮島SA」「高瀬PA」の紹介
私たち夫婦のサービスエリア、パーキングエリアの車中泊旅の紹介です。
先日、四国から本州に渡って、車中泊の旅に行ってきました。
泊まったサービスエリアは、広島県の「宮島SA」です。翌朝は、肌寒かったのですが、とても空気が澄んでいて清々しい気持ちになりました。
そこで「寝観音」を見ました。鳥居からのぞく山々が、寝ている観音様のようなので、「寝観音」と呼ばれている、と地元の人が教えてくれました。
TikTokで旅の投稿をしています
パーキングエリアの車中泊は、香川県の「高瀬PA」に行きました。香川県は、森も多く、お店があまりありませんでした。その分、雰囲気はのどかで、食べものも美味しかったです。
「高瀬PA」は穏やかで、危険を感じることもなく一晩を過ごしました。
一般的に、サービスエリアはガソリンスタンドやレストランなどの施設が充実しているのに対し、パーキングエリアはトイレや駐車場が中心です。車中泊は、どちらでも可能です。
サービスエリアの車中泊は怖い?まとめ
今回の記事は、何かと不安や心配の多いサービスエリアの車中泊についてまとめました。事前に注意点に気をつけ、マナーを守り、防犯対策をしていれば快適に車中泊できます。
不安であれば、24時間営業の施設(コンビニやフードコートなど)や、防犯カメラがあるサービスエリアを選ぶようにすると良いです。
そして、車内の防犯対策を徹底し、周囲の状況に注意を払うことも大切です。安全対策グッズがあなたの身を守ってくれます。
この記事で紹介した、サービスエリアでの車中泊と安全対策やおすすめグッズを参考に、安心してサービスエリアの車中泊を楽しんでください。
サービスエリアでの車中泊は、法的によって明確に禁じられているわけではありません。ちゃんとマナーを守って、しっかりと防犯対策をすれば快適に過ごせる場所です。