- 歴史と信仰が育んだ文化に触れることができる旅。初めてのレンタカー旅!
- レンタカーだと観光地巡りがとても便利。
- レンタカー移動だったから、たくさんの美しい教会を回れました。
NHKのドラマ「舞いあがれ!」で有名な五島列島。その美しい景色を見て行ってみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
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今回は、五島列島の魅力やアクセス方法などとともに、後半では私たち夫婦がフェリーとレンタカーで福江島(五島列島)を旅して来た様子を交え車中泊の様子をお伝えします。
もくじ
五島列島の魅力
五島列島は、九州の西端に位置する140余りの島々からなる美しい群島です。豊かな自然、歴史ある文化、そして温かい人々が織りなす魅力あふれる島々です。NHKドラマでも放送され近年注目を集めています。
五島列島の自然と歴史が織りなす、美しい島々
五島列島は、豊かな自然と歴史が融合した、魅力あふれる島々です。美しい風景の中で、ゆっくりと時間を過ごし、自分を見つめ直すことができるでしょう。
1. 手つかずの自然が魅力
- コバルトブルーの海と白い砂浜
高浜海水浴場をはじめ、数多くの美しいビーチが点在しています。 - 豊かな緑
島全体が緑に包まれています。自然散策やハイキングを楽しむことができます。 - 多様な生物
海中では、様々な魚やサンゴ礁を観察できます。
2. 歴史と文化の深さが魅力
- 潜伏キリシタンの歴史
江戸時代に迫害を逃れて隠れ住んでいたキリシタンの歴史は、島全体の文化に深く根付いています。 - 歴史的な建造物
頭ヶ島天主堂をはじめ、数多くの教会が島内に点在しています。 - 伝統文化
伝統的な祭事や芸能などが受け継がれています。
3. 自然と歴史が融合した絶景
- 鬼岳
島全体を見渡せる絶景のスポットです。 - 福江城跡
歴史を感じさせる城跡。街中にあるので観光しやすいです。 - 教会群
歴史と信仰が育んだ美しい教会群。少し行けばどこにでも教会がある島です。
4. 五島列島ならではの体験
- 島巡り
レンタカーやバイクで島々を巡り、美しい風景を楽しめます。 - ダイビング
透明度の高い海で、多様な魚やサンゴ礁を見ることができます。 - 釣り
新鮮な魚を釣り上げられます。 - 教会巡り
歴史ある教会を訪れ、その美しさを堪能する。
五島列島で見られる世界文化遺産の魅力
五島列島は、その美しい自然だけでなく、深い歴史と文化を持つ島々としても知られています。特に、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録されたことは、その価値を世界に広く知らしめることとなりました。
- 頭ヶ島天主堂
世界文化遺産の構成資産の一つです。石造りの美しい教会で、潜伏キリシタンたちの信仰の象徴となっています。 - 江上天主堂
奈留島にある教会で、その素朴な美しさが特徴です。 - 潜伏キリシタンの集落
島々には、かつて潜伏キリシタンたちが暮らしていた集落が数多く残されています。これらの集落では、信仰の痕跡を今なお感じることができます。 - 信仰に根ざした伝統行事
五島列島には、潜伏キリシタンの信仰に根ざした伝統行事も数多く残されています。
五島列島が世界文化遺産に登録された理由~信仰が育んだ深い歴史と文化~
五島列島が世界文化遺産に登録された理由は、江戸時代の禁教期において、厳しい迫害の下でキリスト教信仰を守り続けた「潜伏キリシタン」たちの信仰と文化が、250年以上にわたり独自の様式で継承されてきたという点にあります。
- 独自の信仰体系
潜伏キリシタンたちは、密かに信仰を継承するため、独自の信仰体系を確立しました。これは、キリスト教と日本の伝統的な信仰が融合した、世界でも類を見ないユニークな文化です。 - 信仰の証しとなる遺構
五島列島には、隠れキリシタンたちが信仰の場として利用していた教会跡や、聖画、そして信徒たちの集落などが数多く残されています。これらの遺構は、潜伏キリシタンたちの信仰の深さを物語る貴重な証となっています。 - 信仰と生活の融合
潜伏キリシタンたちは、信仰を生活の中に深く根付かせ、独自の文化を形成しました。これは、信仰と生活が一体となった、独特な文化景観を生み出しました。
五島列島を巡る旅の魅力
五島列島を巡る旅は、単なる観光地巡りではなく、歴史と文化に触れる貴重な体験となります。美しい自然の中で、静かに祈りを捧げる時間を過ごしたり、地元の人々と触れ合い、温かいおもてなしを受けることができます。
- 歴史と文化を学ぶ
各地の教会や博物館で、潜伏キリシタンの歴史や文化について学ぶことができます。 - 自然と触れ合う
美しい海岸線や緑豊かな山々の中で、自然を満喫できます。 - 地元の人々と交流する
地元の食材を使った料理を味わったり、伝統工芸に触れたり、地元の人々との交流を楽しむことができます。
五島列島へのアクセス方法と行き方
五島列島へのアクセスは、飛行機とフェリーの2つの主な手段があります。どちらを選ぶかは、旅のスケジュールや予算、島での滞在期間などによって異なります。
1. 飛行機でのアクセス
- メリット
- 所要時間が短い
- 荷物が多い場合や時間がない場合に便利
- デメリット
- 運賃が比較的高い
- 便数が限られている場合がある
- 発着空港
- 長崎空港: 五島列島への便が最も多く、アクセスしやすい。
- 福岡空港: 長崎空港を経由して五島列島へ向かう。
- 航空会社
- 全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、スターフライヤーなどが運航している。
2. フェリーでのアクセス
- メリット
- 運賃が比較的安い
- 車での旅行に便利
- 船旅を楽しめる
- デメリット
- 所要時間が長い
- 船酔いする可能性がある
- 発着港
- 長崎港: 九州商船がジェットフォイルとフェリーを運航している。
- 博多港: 野母商船がフェリーを運航している。
- 船会社
- 九州商船、野母商船など
島内の交通手段 比較表
島内での移動手段 | |
---|---|
レンタカー | 島内を自由に観光したい場合は、レンタカーが便利です。 |
バス | 各島を結ぶバス路線が運行されています。 |
タクシー | 島内にはタクシーも運行されていますが、本数が限られている場合があります。 |
バイクレンタル | 島内を巡るのに最適な手段です。 |
アクセス方法の選び方
五島列島に行く手段は、フェリーか飛行機のどちらか二択になります。
フェリー派?飛行機派?
- 時間: 時間に余裕がない場合は飛行機、時間に余裕がある場合はフェリーがおすすめです。
- 予算: 運賃を安く抑えたい場合はフェリー、時間を優先したい場合は飛行機がおすすめです。
- 荷物: 車や大きな荷物がある場合はフェリー、身軽に旅行したい場合は飛行機がおすすめです。
- 島での滞在期間: 長い期間滞在する場合は、レンタカーを利用して島内をじっくりと観光するのがおすすめです。
フェリー | 飛行機 | |
---|---|---|
時間 | × (最速ジェットフォイルで1時間半) | ⚪︎ |
予算 | ⚪︎ (ジェットフォイル長崎ー福江島で片道7600円ほど) | × |
荷物 | ⚪︎ | △ |
その他
- 季節: シーズンによって運賃や便数が変動します。
- 予約
特に繁忙期には、航空券やフェリーチケットの予約が早めに埋まることがありますので、早めに予約することをおすすめします。 - 島内の交通情報
レンタカーを借りる場合は、事前に島の道路状況や駐車場の情報を調べておくと便利です。
五島列島観光協会の公式サイトで、最新の交通情報や観光情報をチェックすることをおすすめします。
五島列島、フェリーとレンタカーで夫婦で車中泊旅
いつも気ままに出かける夫婦の車中泊旅。今回は熊本からフェリーで渡った、五島列島福江島のレンタカー車中泊旅のレポートです。
先日、長崎県五島列島の「福江島」を、夫婦で車中泊旅してきました。
熊本県から福江島まで フェリー旅 旅の道程
熊本県から「有明フェリー(熊本県)」で長崎県に向かい、そこから「九商フェリー(長崎県)」に乗り継いで、福江島に行きました。
熊本ー福江島〜3泊4日の旅の行程〜
1日目
・長州港(熊本)→多比良港(長崎)
・多比良港→長崎港
・長崎港周辺駐車場 *自家用車車中泊①
2日目
・長崎港→福江港
・福江島巡り
・道の駅遣唐使ふるさと館 *レンタカー車中泊②
3日目
・福江島巡り
・福江港ターミナル駐車場 *レンタカー車中泊③
4日目
・福江港→元来た道を逆順に帰宅
福江島 レンタカー車中泊 注意点5つ
レンタカーでの車中泊を楽しむことになった私たち。事前の下調べが不十分で「知らなかった5つの注意点」を交えながら紹介していきます。
1日目、長崎港に車を停めて「福江島」には予約しておいたレンタカーで旅をしました。
長崎港の駐車料金は、福江島ターミナルにある「駐車券認証機」に駐車券を通すと割引されます。1日(24時間)、最大で1,440円です。
1日目、長崎港の車中泊 注意点①トイレ
長崎港からの始発のフェリーを車中泊しながら待ちます。ここで困ったことが、一つありました。それは、トイレです。
駐車場に、トイレがありません。
夜になると、港の周辺はほとんどどこも閉まります。一度車を出して、長崎港や長崎駅周辺をかなりグルグルと探しました。
少し離れた長崎駅付近の駐車場に停め直しトイレを確保しましたが、深夜になるとどこも閉まってしまいました。またもや困りました。
私たちの取った最終手段は…
- 少し離れたコンビニエンスストアまで、その都度、車で移動
- 長崎港が開くまで我慢
この二択になりました。このことが教訓となり、以降はトイレがそばにあることを確認して車中泊するようにしました。
福江島でレンタカー 注意点② ガソリン
長崎港から始発で向かった福江港には、昼前に着きました。そこから歩いて3分ほどの場所にある「チャンスレンタカー」でTOYOTAの「ポルテ」(普通車)を借りました。
2日間(48時間)借りて、14,300円でした。
ガソリン代の節約
レンタカーを返却する際は、ガソリンを満タンにして返します。福江島のレンタカー店ではガソリンスタンドと提携していて、返却時は指定ガソリンスタンドで給油します。
提携先のガソリンスタンドのレシートが、満タンの証明になります。指定のガソリンスタンドは、他のところより少し高めです。
ここが、注意点です。旅の途中や返却の少し前に、安めのガソリンスタンドを見つけたら給油すると良いと思いました。*返却時は、提携先ガソリンスタンドの「レシート」が必要です。
福江島の交通状況 注意点③ 渋滞
福江島は、人口3万人ほどの小さな島です。ガイドブックだけでは分からないのが、現地の交通の便です。福江島は「人」も「車」も少なく、渋滞はほとんどありません。
広い道も多くて、1日あればドライブで島一周できてしまいます。公共機関の旅は、本数が少ないので不便です。車の移動がおすすめです。
車の流れを知りたい理由
初めて行く場所は、
・目的地までどれくらいかかるか?
・渋滞はないか?
など、先読みできないためとても心配します。しかし、福江島は思っていたよりも十分に車で走りやすかったです。時間に余裕を持って移動しても、それ以上に早めに着いてしまいました。その分、予定にない場所も色々と見れて良かったです。
福江島の美味しいもの 注意点④ 閉店時間
福江島といえば、「五島うどん」が有名です。麺の太さはそうめんとうどんの真ん中くらいで、スルスルっと喉を通ります。メニューの「地獄炊き」が有名なようで、かなりの方が注文されていました。
美味しいものを食べ逃さない!
楽しみにしている「ご当地グルメ」の食べ逃しがないよう、営業時間のチェックは怠りません。
思っているよりも、かなり早めに閉まるお店は多いです。昼食より夕食で困ることが多いので、17時位には間に合うように行動します。
車中泊の車内環境 注意点⑤ 防虫対策
今回の車中泊旅は、風の気持ち良い、暑くも寒くもない5月に行きました。旅のお供である「防虫ネット」も持って行きました。これがあると、暑い夜でも窓を開けて眠れます。
虫が侵入
「防虫ネット」があっても、ドアの開閉などで蚊が入ってくることがあります。「虫除けグッズ」とかゆみ止めの「塗り薬」も持っていくと重宝します。車中泊を快適に過ごすには、先を見越した準備が大事になってきます。
車中泊スポットでゆったりと過ごす
▪️2日目の車中泊は、「道の駅遣唐使ふるさと館」です。
「道の駅遣唐使ふるさと館」には、レストランがあります。売店はありますが、規模が小さいのでちょっとしたお土産を買う程度であれば問題ありません。「昼食」も「夕食」もレストランで食べられますが、18時には閉まります。
翌日の「朝食」は、少し車で移動すると「コンビニエンスストア」があります。トイレは24時間開いていて、水道もあります。
▪️3日目は、福江港ターミナルの駐車場に車中泊しました。隣に広い公園があり、トイレも24時間使えます。福江商店街からも近く、歩いて行ける距離に「マツモトキヨシ」があります。
福江港ターミナル 駐車料金
1日(24時間)の駐車料金の上限は、500円です。
昼間 (8時〜20時) | 夜間 (20時〜8時) | |
最初の1時間 | 無料 | 無料 |
1時間を超え1時間30分以内 | 150円 (最初の1時間を加算したもの) | 90円 (最初の1時間を加算したもの) |
1時間30分を超え30分までごと | 50円追加します | 30円追加します |
車内の服装 お気に入りhinataストア〜リラックスウェア〜
車中泊で過ごす車内では、ラフな服に着替えます。私の愛用しているhinataストアの「VOIRY DOCTOR PANTS-23A」は、コットン100%の素材です。普段着にも着れます。履き心地も良いのでリラックスできます。
翌日の旅に備え、ゆったりとした夜を過ごしましょう。
アウトドア豊富なセレクトギア
五島列島の人気のスポット紹介
五島列島の温泉 富江温泉と荒川温泉
車中泊の楽しみでもある、温泉地巡り。
今回は、「富江温泉センター」と「荒川温泉」の二ヶ所に行ってきました。福江島は、他にもたくさんの温泉があります。入湯料も安いしお湯も気持ち良く、旅の疲れが一気に取れます。
福江島の伝統と歴史を感じる旅と教会巡り
「鐙瀬ビジターセンター」では、福江島の歴史がよく分かりました。歴史だけではなく、島の生き物のことや地形のことなど、さまざまな角度からまとめられています。福江島のことが、一度に分かる場所でした。
そして、福江島には多くの教会が多くあります。日曜日の礼拝に行って来ました。老若男女問わず、たくさんの方が集まっていました。
まとめ〜福江島を、車中泊旅して〜
今回の、車中泊で自由に旅した「福江島」の旅は、忘れられない素敵な旅になりました。
知らない土地の旅は、楽しいです。車中泊の良い点は、思い立ったら即行動できて旅費が安くすむことです。車の移動だと、あまり時間にも縛られません。
私たちのこの旅が、これから福江島に行かれる方の何かの役に立てたら嬉しいです。
五島列島は、レンタカーを借りて島内を自由に観光するのがおすすめです。特に、海岸線沿いのドライブは最高に気分が上がります!